【10月 秋の行事(その4)】いいじまルーテル保育園
秋の行事の第4弾。今回ご紹介するのは、園庭の菜園での「お芋ほり」です。
秋晴れの下で…と期待したいところでしたが、そうもいきません。この日(10/25)、いいじまルーテル保育園の上空には、灰色の厚い雲が覆っていました。それもそのはず、降水確率60%。早朝から小雨が降ったり止んだり…と、はっきりしない天気だったのです。
「お芋ほり」の予定を延期したとしても、延期日(10/28)の予報は降水確率80%。その次の日も雨マークのオンパレードなのです。延期しても、雨続きなら、畑はきっとぬかるんでしまうことでしょう。そうなったら、いくら元気のいい園児たちも、たちまち足を取られてしまい、身動きがとれず、泥まみれになってしまい、残念な思い出となってしまいます。
困ったな…。神さま、こどもたちが楽しみにしているお芋ほりが守られますように。
先生たちも心の中で祈っていたのです。
すると、神さまは祈りを聞いてくださったのでしょうか。その後、雨はぴたりとやみました。
予定通りに「お芋ほり」を行うことができました。
さて、今回も強力な助っ人が来てくださいました。
園児たちから『(ドラえもんの)すずきさん』と親しまれているボランティアの鈴木さんです。その他に鬼頭さん、柳瀬さんも応援に駆けつけてくださいました。
鈴木さんと鬼頭さんは、お芋ほりがしやすいように、畑を掘り起こして、お芋が見えるようにしてくださいました。お芋が「ここにあるよ、拾ってね」ってわかるようにしてあるので、こどもたちは簡単にお芋を拾い上げることができるのです。
おかげで、3-5歳児クラスの幼児さんはもちろんのこと、0-1、2歳児クラスの乳児さんも楽しむことができました。ボランティアの鈴木さんは、仕掛けも用意してくださいました。「このままでは、お芋拾いになってしまいます。」とのことで、年長児用に、特別にお芋掘りができるように、土の中に埋まっているお芋も残してくださっていたのです。
「転んだら、自分で起きましょう」
ボランティアの鈴木さんは、お芋ほりの前に園児たちに注意を呼び掛けてださいました。でも、前もって園児たちが、足を取られないよう、葉っぱや弦を綺麗に取り除いて、退かしてくれています。だから、こどもたちは、転ぶことはありません。安心ですね。お芋を手にして、大はしゃぎです。
幸いなことに今年は豊作です。先生たちも頑張ったのですが、草取りが間に合わず、お芋の葉っぱを覆い隠してしまう程の勢いがありました。ですから掘り出してみて、大きなサイズのお芋も沢山とれたので、先生たちも正直ホッとしたのです。こどもたちも、お家にたくさんのお土産をお届けすることができて、ほんとうによかったですね。
ボランティアの鈴木さんは、この後、園庭でシャボン玉で子どもたちを遊ばせてくださいました。疲れ知らずのいいじまの園児たち、巨大なシャボン玉に大はしゃぎ。元気に追いかけています。
園庭の別の場所では、特性遊具の登場です。決して濡れないシャワーです。それもそのはず、この特性遊具は、鉄棒にスズランテープで作ったものです。中に入っても濡れないから安心です。これも先生が作ってくれたアイディア製品です。うちの先生、とっても素敵ですね。園長自慢の先生たちなんです。
お持ち帰りの用のお芋、3-5歳児クラスでは自分で袋に詰めています。でも0ー2歳児の園児たちの分はどうしたのでしょうか。
実は、園児たちのお昼寝タイムのときに、先生たちが袋に分けてくださいました。大、中、小のお芋が均等にいきわたるように整えていたのです。
先生方もご準備から後片付けまでありがとうございます。
秋の深まりの中で、園児たちは体験を通して、神のみ手の守りを学びつつ、心も体も成長をさせていただいています。
皆様の上にも、神さまの祝福が豊かにありますようにお祈りいたします。
《…成長させてくださったのは神です。》(1コリ 3:6)
(園長 山口)