【 7月 いいじまルーテル保育園 】
夏の日差しが日に日に強まり、本格的な暑さを感じるようになってまいりました。皆さま、お元気にお過ごしでしょうか。園内では、子どもたちの明るい声が響きわたり、いいじまルーテル保育園には夏のにぎわいが広がっています。
さて、今月は子どもたちの大切な命を守る学びのひとつ、「交通安全指導」についてご報告いたします。この活動は横浜市が主催しているもので、希望する園の中から抽選で選ばれる人気の行事です。今年は、神さまの導きと恵みのうちに当園が選ばれ、無事に実施することができました。
7月3日、当日は横浜市の交通安全指導員の先生をお招きし、3歳から5歳までの幼児クラスの子どもたちが一緒に参加しました。(この日は2歳児の数名も加わってくれました。)先生は、手作りのペープサートを使って、楽しくわかりやすく交通安全についてお話してくださいました。かわいらしいキャラクターたちが登場し、信号の意味や道路の歩き方を語ると、子どもたちは目を輝かせながら、集中して見入っていました。
また、ペープサートのお話に加え、DVD映像も使って「赤信号では止まる」「青になってもすぐ渡らず、しっかり左右を確認する」など、交通ルールの大切なポイントを学びました。幼児たちは年齢に関係なく、みんなで声をそろえて「右を見て、左を見て、もう一度右を見て」と繰り返し言葉にしながら、体を使って楽しそうに学ぶ様子がとても印象的でした。
さらに、年長の子どもたちは模擬横断歩道を使い、「手をあげて止まり、左右を確認してから渡る」練習も行いました。実際に体を動かす中で、安全確認の大切さを実感している姿が見られ、ひとり一人の真剣な表情に、私たち職員も心を打たれました。
毎日の登園やお出かけの中で、交通ルールを守る子どもたちの姿は、周囲の大人の意識にもよい影響を与えます。「子どもだからこそ、今きちんと伝えておきたい」「この時期にこそ、体を通して覚えてほしい」――そんな思いを胸に、職員一同も子どもたちと共に大切な時間を過ごしました。
指導員の先生から幼児クラスの園児たちはキーホルダーや、塗り絵など交通安全にまつわるグッズをいただきました。それらをもとに、ぜひご家庭でも、今回の交通安全指導をきっかけに、日々の道の歩き方や信号の見方などについて、お子さまと一緒に確認し合っていただけたら幸いです。「いつもの道こそ慎重に」「一緒に安全を確かめながら歩こう」といった意識の積み重ねが、子どもたちの命を守る大きな力となります。
そして、どんなときも私たちの歩みに寄り添い、見守ってくださる神さまの御手のうちに、子どもたち一人ひとりが守られていることを、心から信じています。
「あなたの出で立つのも帰るのも/主が見守ってくださるように。今も、そしてとこしえに。」(詩編121編8節)