【12月 クリスマス練習の様子】(いいじまルーテル保育園)
あっという間に日が暮れる毎日、街に流れる音楽もクリスマス一色となりました。キリスト教の保育園として、クリスマス行事には熱が入ります。12月7日土曜日の本番では、まず乳児さんたちの祝会が行われます。ペープサートの降誕劇を見て、プレゼントを受け取る楽しい時間です。次は、3歳の子どもたちのオペレッタ。続いて行われるキャンドル礼拝では、4-5歳児たちの降誕劇となります。
毎年クリスマスが近づきますと、先生たちは、配役に頭を悩ませ、インフルエンザの流行にハラハラしつつ過ごします。私も日ごろの祈りが熱くなります。この月報を皆さまにお目にかける頃には、滞りなく行事が終了し、子どもたちにとっての楽しい思い出となっていますように。そう心から願っています。
なぜって、クリスマスが嬉しいのは、降誕劇の出来ばえがどうだったか?なんてこととは無関係。
主役であるイエスさまのお誕生を記念するものだからです。私たち人間を罪と死の暗闇から救い出すために、天から降られた救い主。このお方のお誕生を心から喜んで、礼拝をお捧げする。その心こそが、劇が上手にできることよりも、ずっと大切なことなのです。
もちろん練習も怠りません。
いつもは、それぞれの保育室で練習を重ね、11月下旬からは、多目的ホールでの練習もしました。みんな、なんと可愛いのでしょう。衣裳をつけていなくても、すっかり役になりきっています。
毎日欠かさず練習をした甲斐あって、長いセリフも大きな声で言えるようになりました。もしもセリフを忘れてしまったとしても、心配はいりません。
優しい先生たちが、にっこり微笑みながら教えてくれるからです。先生の声を聞いて、その通りに言い直せば大丈夫。
これって、クリスチャンの人生みたいです。優しいイエスさまの隣で、イエスさまに頼って日々を送ります。もしも間違ったことをしてしまったら、「神さま、ごめんなさい」と言って、やり直すことができます。
罪の赦しをお与えくださる救い主に感謝しつつ、皆さまの上にクリスマスの祝福をお祈り致します。(園長 山口卓也)
『今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。』(ルカによる福音書 2:11)