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モンテッソーリ教育を採用!子どもがのびのび育つ

社会福祉法人イクソス会

横浜市・川崎市にある認可保育園と学童保育施設です。大船ルーテル保育園・ルーテル学童保育会・いいじまルーテル保育園・つづきルーテル保育園・とつかルーテル保育園・西大島ルーテル保育園・出来野ルーテル保育園を運営しています。

【 新年度がスタート 】(いいじまルーテル保育園)

公開日:2024/04/09

近頃、ますます開花の時期が早まっている桜です。ところが今年は、4月に入ってから満開を迎えました。春先の寒さが影響してのことでしょうか。
入園・入学シーズンにふさわしい見慣れた光景の中、いいいじまルーテル保育園では、11名の新入園児をお迎えしました。全部で53名の子どもたちと一緒に、新年度のスタートです。
園内では今、ちびっこたちの泣き声が盛大に響き渡っています。特に、0-1歳児クラスの子どもたちの泣き声の元気なこと。
ある研究によると、大きな声で泣く赤ちゃんは、人間だけだということです。
人間に似ていると言われるチンパンジーの赤ちゃんでさえ、絶対に大声では泣きません。「ここに赤ちゃんがいるよ」と他の肉食動物に教えてしまう危険を避けるためだと考えられています。
人間の赤ちゃんにとって、泣くことは大切なお仕事です。0-1歳児さんにとっては、初めて体験する保育園生活です。大好きな親御さんから引き離されてしまう不安な気持ち。これを泣くことによって、必死に表現しています。
どんなに声を張り上げたって、保育園にいるのは、子どもたちの味方である先生たちだから危険はありません。おいしいお昼ごはんや、おやつが待っていること。ここは、安心して楽しく遊べるところなのだということ。これらがわかって来ると、少しずつ落ち着いてきます。
それでも春先は、気温や、周囲の状況の変化が大きくて、大人でさえストレスを感じやすいものです。保育園に慣れているはずの進級した子どもたちが、大泣きすることも珍しくありません。そんなわが子を預けてお仕事に向かうのは、親御さんにとっても辛いことですね。しかし甘えて泣いたり駄々をこねたりすることは、子どもの成長過程で欠かせないことなのです。どうぞ、お子さんの気持ちを受け止めてあげてください。その体験の中で、「自分は親から愛されている。何があっても見捨てられないんだ」という自信を身に着けていってくれることでしょう。
神さまとの関係においても、この愛の確信を持つことが大切です。ひとり子の神、イエスさまの十字架は、人に罪の赦しをもたらしました。イエスさまを救い主と信じる信仰によって、誰もが、父なる神さまを「お父さん」と呼んで甘えることができるようになったのです。
神さまは、あなたを愛し、どんな時も見捨てることがありません。絶対的な信頼を寄せることのできるお方なのです。
この神さまの愛と恵みに取り囲まれながら、今年度も歩んでまいりましょう。祝福をお祈りしております。

「ひととき、お怒りになっても/命を得させることを御旨としてくださる。泣きながら夜を過ごす人にも/喜びの歌と共に朝を迎えさせてくださる。」(詩編 30編 6節)

(いいじまルーテル保育園 園長)

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